cashless

 人によって持ち歩かなければいけない現金の金額には差があります。会社での立場や家族が何人いるかでかなり大きく変わってきます。

 会社での立場が上がり部下を持つようになると食事や飲み代を奢ってあげる必要が出てきます。

 割り勘の時代と言われいますが、割り勘の時代だからこそ食事を奢ってあげることで仕事上の人間関係が円滑になることがあります。奢ってもらえて悪い気分になる人はいません。必要経費とも言っていいくらいです。

 例えば、歯医者(私)は衛生士さんや歯科助手さんよりも高給であるので一緒に食事に行ったときに奢ることが多いです。奢ってあげることで彼女たちは、今まで以上に仕事中に協力をしてくれるようになります。

いくらお財布に現金が必要なのか

 鈴木健二が執筆した「気配りのすすめ」という本が1982年に出版されました。その本には、「年齢×2000円」と書いてあります。

 現代では、コンビニにATMが置かれていたりクレカが普及しているので「年齢×1000円」とも言われています。他には「会社の在籍年数×10000円」という話も聞きます。

 諸説ありますが、私の経験上「年齢×1000円」がしっくりきます。

25歳で25,000円

  • 彼女とデートして、全額奢っても現金不足にならない。
  • 同僚と2人で飲みに行って全額出した上でタクシーに乗っても大丈夫。

30歳で30,000円

  • 2人の部下に居酒屋で奢っても現金不足にならない。
  • その後タクシーに乗っても大丈夫。

 こんな感じで適正な所持金になります。くれぐれも所持金の下限ですので、毎朝所持金を確認して足りなければ補充する必要があります。前日にいくら使ったかもすぐに分かって管理もしやすくなります。

キャッシュレス決済に対応できている場合

 クレジットカードを所持していたりやスマホを使ったキャッシュレス決済に対応できていれば所持金は3万あれば足ります。

 全国チェーンの居酒屋ならクレカやキャッシュレス決済に対応しているので、現金不足になりにくいです。

 また、大手スーパーでは自社発行クレカを使うと値引きやポイントを付けてくれるところが多いので、クレカ払いが基本となります。

 なるべく現金を使わないように生活スタイルを買えていけば、お財布の中から現金は減らなくなります。キャッシュレス決済を活用すれば、キャンペーンが多く開催されているので節約にもなります。

予定にない急な現金の出費について

 急に現金の出費が必要になることがあります。いざというときに慌てないようにしましょう。

葬式時の香典

 会社関係でお世話になっている人の身内の不幸があった場合は、10,000円もあれば十分です。身内に不幸が合った場合は休みを取ってATMでお金を下ろし、礼服や香典の準備、新幹線や飛行機などの予約をしましょう。

交通違反をしたとき

 スピード違反で9000円以上、駐車違反で10000円ほど反則金がかかります。支払いをしなければ裁判となり罰金刑となります。罰金刑なのでなんと「前科」が付きます。もし違反してしまった場合は、しっかり払うようにしましょう。

車の故障や事故

 車に乗っていると事故に遭いやすいです。私が岩手県の盛岡に住んでいたときには、雪の凍結のために追突を1回、追突されるのを2回経験しました。

 事故であれば保険会社が全額負担してくれますが、車の故障はすべて自己負担で修理する必要があります。少なくとも数万円以上かかります。運が悪いと数十万円かかることもよくあります。

急な病気で入院

 例えば、熱中症で日帰りで点滴すると3割の自己負担で1万円、1泊2日入院して5~9万円、2泊3日以上で10万円以上かかると言われています。今どき熱中症になることって普通になってきています。

 医療費は現金一括で医療機関に払わねばなりません。高額医療費制度の申請をするまでは.医療費の立て替えが必要です。貯蓄0世帯に該当していると人生詰んじゃいます。

急な引っ越し

 1週間後に転勤で引っ越しが必要になるなんてこともあります。転勤のある職種の方は貯金しておいたほうがいいです。

洗濯機や冷蔵庫の故障で買い替え

現金が絶対に必要な場面

 大型家電って突然故障します。そして数十万円もするものです。一番お得に購入するには、現金で支払うことが条件になっていたりします。

定食屋、居酒屋でのワリカン

 一緒に来ているメンバーが全員同じキャッシュレス送金アプリを利用していることはほとんど無いでしょう。現金でワリカンするのが一番早くて簡単です。

現金しか使えないスーパーで普段の買い物をしている

 クレジットカード決済の手数料を嫌がる経営者は多いです。入金も遅くなるので資金繰りに苦労することにもなりますし。

キャバクラなどの風俗系

 クレカで支払おうとすると価格に手数料分10%上乗せされてしまいます。相手はヤクザなので。ニコニコ現金払いで後腐れなく。

お祭りの屋台

 屋台でキャッスレスに対応しているのは、日本では福岡くらいです。

観光地での入場料など

 クレジットカードで支払えるところは見たことがないです。

個人経営のお店

 3000円以下の決済不可などの独自ルールを勝手に作る輩がいます。規約違反なのでクレジットカード会社にその場で通報してやりましょう。

病院、歯科医院

 医療機関でクレジットカードが使えるところもありますが、珍しいです。

駐車場

 現金のみのところが99%です。

市役所

 現金のみしか使えません。クレジットカードの手数料分だけ税収が減っちゃうので。

自販機

 駅の自販機で例外的に交通系ICカードが使えるくらいです。

学校からの集金、手続き(給食費や証明書の発行費用とか)

 現金払いのみです。キャッシュレスにしてくれれば給食費がなくなったとか問題が起こらなくなるんですけどねぇ。

電車の定期代

 現金払いが基本です。一部の鉄道会社は自社クレカのみ対応していることがあります。

災害時の支払い

 私は東日本大震災が発生した際に岩手県で被災しました。大規模な停電が起き、スーパーやコンビニでは現金のみで商品を買うことができました。ある程度の現金を持っていないといざというときに困ることになります。

金券の購入

 金券の購入には原則として現金払いです。

地方のバスやタクシー

 未だに交通系ICカードやクレジットカードに対応していないところが多いです。対応しているのは一部の観光地くらい。

車の購入

 高額決済する際には手数料のかからない現金が好まれます。

住宅の購入

 車の購入と同様に現金のみです。

地方の公共料金

 Yahoo!公金払いやクレジットカード払いに対応している自治体はほとんどありません。