駅近に住めばカーシェアも自家用車も必要ない

 現在の世の中の流れは、維持費がかかる車の保有からコストの安いカーシェアへ移行しつつあります。私は独身の一人暮らしをしておりますが、約半年間車に乗っていません。本当にカーシェアは必要なのでしょうか?

カーシェアのメリット

 カーシェアとは車の利用頻度が少ない人向けのサービスです。タイムズカーシェアを利用すると仮定すると、月に36時間以下、6時間パックを月に6回利用しない人であれば車にかかるコストを節約することができます。カーシェアの最大のメリットはお金を節約できることです。

カーシェアのデメリット

 カーシェアには自分所有の車ではないので利便性の面で様々なデメリットがあります。

月額料金がかかる

 月額料金が無料のプランが存在する会社もあるが、実際に利用するのであれば月額料金が発生するプランを選択せざるを得ない。特に全国展開しているタイムズカープラスは、個人で契約できるのは月額料金ありのプランのみだ。

使いたいタイミングこそ使えない

 限られた数の車を多数の人で使い回すため、休みの日や雨の日などは予約がかなり取りづらくなっています。使いたいときに自由に使えないのであれば契約している意味がありません。

車内が汚い、異臭がすることがある

 前の利用者の使い方によっては車内が汚かったり、異臭がする可能性があります。レンタカーであればきっちり掃除されていますが、カーシェアは利用者のモラルに委ねられています。デートや家族旅行で使おうと思ったときに、車がそういう状態であれば楽しめなくなるでしょう。

車内をカスタマイズできない

 みんなで共有している車ですので、当然ですが私物は車内に保管できません。シェアするたびにサングラスやブランケットを持ち込む必要があります。また、毎回シートの位置やルームミラー、サイドミラーの位置を変更しなければならないです。次に借りる人がいれば延長することができないため突発的な用事に弱いというデメリットもあります。

半年間車に乗らなかった理由

 私は半年前に駅から徒歩6分の駅近物件に引っ越ししましたが、カーシェアを一度も使うことはありませんでした。その理由を挙げていきます。

お金をかけてまで行きたい場所がない

 タイムズカープラスのベーシックプランを1時間利用すると800円かかります。例えば車でしか行けないような場所で外食すると、食事代+800円、夕食だと2000円位はかかります。800円払ってまで食べに行く必要はないと感じてしまいます。

 スーパーで買い物するにしても、イオンネットスーパーの配送料324円や楽天・西友ネットスーパーの配送料432円を払ったほうが安いですし時間の節約ができます。大きなもの、重いものは全て通販してしまったほうが楽で安いです。

電車で往復300円圏内に行きたい店はほとんどある

 私は北習志野駅周辺に住んでいますが、電車で往復300円圏内に以下のお店が全てあります。イオン、ニトリ、青山、青木、無印良品、ユニクロ、西友、業務スーパー、マツキヨ、ツタヤに30分以内にアクセス可能です。

 電車代の数倍のお金を使ってまで車で行こうとは思いません。

遊ぶときは東京へ行く

 北習志野駅では、東葉東京メトロパスという企画乗車券が1370円で買えます。東葉高速線の往復乗車券と東京メトロ線内乗り降り自由の乗車券がセットになった切符です。これさえあれば東京全域が定額で移動できます。

 快速に乗れば大手町まで35分というアクセスの良さです。休日は東京で遊び放題になります。

車を借りないと行けない場所とは

 車がなくても生活に困らない私ですが、たまーに車で出かけたくなることがあります。コストコやイケア、ホームセンターなどは駅近にないんですよね。一人暮らししてたらあんまし行く必要はないけど。

 旅行するときも車を使いたくなることはあるけど、現地のバスツアーやタクシーの観光プランでなんとかなっちゃう。

 東京駅まで片道1時間かかんないから、日帰りの旅行がしたければはとバスツアーを利用するのもいいし。

まとめ

 車の利用頻度が低ければ、自家用車を処分してカーシェアに乗り換えれば車のコストは節約できます。

 しかし、駅近に住んでいるのであればそもそも車に乗る必要はありません

 最近ではカーシェアこそ正義と言わんばかりの押せ押せ記事ばかりなので本記事を書きました。毎月月額料金を支払ってカーシェアしている人は、本当に車に乗る必要があるのか考え直すことをおすすめします。