低金利な定額預金は解約、資産運用の準備の始め方

 現在の日本は、史上最低の金利です。「マイナス金利」となっており、銀行に預けたらお金が減っていく仕組みになりつつあります。

 どのようにすれば自分の大切なお金や資産を守っていくことができるか解説します。

定期預金の金利は過去最低

 定期預金の金利水準が過去最低になっています。銀行に預けていてもお金が増えないので、泥棒対策で預けているような状態です。

 定期預金の金利は、 千葉銀行(地方銀行)の金利は0.01%、ゆうちょ銀行は0.01%、楽天銀行は0.12%となっています。楽天銀行は他行の12倍もの金利が付きますが、1年間100万円を預けても1,200円(税別)、住民税を源泉徴収されると960円(税込)にしかなりません。

 詳しくは「地方銀行はオワコン、捨てるべき理由」で解説しております。

 そこで私は、ゆうちょ銀行の定額預金をすべて解約してきました。定期や定額預金ってネット銀行でなければ、解約するには直接窓口で手続きが必要になるんです。すぐに使いたい時に使えないって、投資している身からするとかなりストレスになります。

解約した定期預金はどこへ移動したか

 低金利で解約しにくい商品を保有するよりも、楽天銀行や住信SBIネット銀行に預けておいていつでも投資ができる準備をしておいたほうが良いと考えています。

 現在はリセッション(景気後退)局面に入っていると思われるので、そろそろ絶好の投資チャンスがやってくると予想しています。

 いわゆる○○ショック(サブプライムショック、リーマンショックなど)が起きて株価が暴落、超円高になったときこそ投資すべきタイミングだからです。

 私は3箇所で資金管理しています。

住信SBI銀行・証券

 NISA口座を開設したSBI証券と連携しており、米国株と日本株の取引をメインで行っています。

 この口座に入っているお金は生活資金や投資用資金としてすべて使ってもいいことにしています。

 また、千葉銀行から自動入金設定でお金を吸い上げるのに使っています。手数料が無料になるATMの数が少なく、時間制限があるので行くのがめんどくさいので自動化するようになりました。住信SBI銀行に移動すると、提携ATM数が多いので現金を下ろすのに困らなくなります。

楽天銀行・証券

 楽天証券とマネーブリッジで連携しています。生活防衛資金として200万円ほど残高をキープするように心がけています。

 マネーブリッジを設定すると、金利が0.10%と高金利なので普通預金で何も考えずに運用しています。

 クレカで貯まった楽天ポイントを使って、投資信託の楽天VTI(楽天・バンガード・ファンド)を購入しています。貯まったポイントやマイルで旅行や買い物をするのもいいですが、私は投資へ回して資産形成することを優先しています。

セントラル短資(FX)

 基本はドル円を長期で外貨預金のようにホールドするスタイルで投資しています。本屋さんに売っているような華々しい投資成績は出ない運用法です。

 レバレッジは安全と言われている2-3倍の範囲で運用しています。レバレッジ2倍であれば、米国金利-日本金利=2.35%なので、年4.7%の外貨預金として運用が可能です。50万円あれば、レバレッジ2-3倍の範囲で1万通貨ほど保有できる計算になります。

 明らかに安い水準(100円前半)でロング(ドル買い)して、明らかに高い水準(110円)で決済していればロスカットにならずに安定して利益が出せます。1万通貨でも10円(1000pips)抜けば利益は10万円です。利益を年20万円までに抑えれば税金はかからないのでくれくらいのポジションサイズがいいのではないかと考えています。

 この方法での投資のタイミングは数年に1回しか来ないので、積極的な資産形成には向きませんが確実にお金(資産)は増えていきます。

まとめ

  • 過去最低水準の定期預金金利なので、貯金というよりは「保管」しているだけになっている。
  • 1年間の生活に必要な現金を確保したら、自動的にお金を増やしてくれる資産(株、高金利通貨、不動産など)を買っていく。
  • ○○ショック(サブプライムショック、リーマンショックなど)が起きたときが絶好の投資チャンスである。